kaisatu

日本では2001年を境に駅の風景や改札機を通る人々の様子が大きく変わりました。それはJR東日本が2001年に、非接触型ICカードである「Suica(スイカ)」のサービスを開始したことがきっかけです。

それまでは、電車に乗るときは「駅員さんが切符に鋏(はさみ)を入れて改札を通る」という光景や「磁気カードを自動改札機のローラーで送り出す」といった動作が当たり前でした。それが2001年のSuica(スイカ)誕生によって、大きく様変わりしました。

首都圏では必需品となっているSuica(スイカ)ですが、最初は交通カードとしての機能しかありませんでした。しかし、どんどん使用用途が広がり、現在ではショッピングを行うことも可能となっています。

このような電子マネーの代表ともいえるSuica(スイカ)について学ぶことで、日本の電子マネーの歴史について知ることができます。

そこで今回は、Suica(スイカ)の歴史について解説します。

Suica(スイカ)の歴史

Suicaは、2001年の11月にJR東日本が導入をしたことから始まります。正式名称を「Suica(スイカ)定期券」もしくは「Suica(スイカ)イオカード」といいます。また、磁気式のカードのことをイオカードといいます。

Suica(スイカ)定期券は、定期券にイオカード機能が付いたICカードであり、Suica(スイカ)イオカードはイオカードをICカード化したもの指します。基本となるサービス内容は変わりませんが、新しく加わったサービスや発売箇所、発売方法に違いがあります。以下に2つの違いを記します。

Suica(スイカ)定期券 Suica(スイカ)イオカード
改札機での自動清算 改札機通過時に自動清算 不可
紛失再発行 可(手数料1000円、デポジット500円が必要) 不可
発売箇所 駅のみどりの窓口

定期券発売機

駅の主な窓口

カード発売機

発売方法 氏名・生年月日・性別を登録

イオカード部分の残額は0円で発売

デポジット込み2000円カードを発売
特急列車 一部列車に限り可
グリーン車 不可(Suicaグリーン定期券であれば可)

このように2001年に発売されたSuica(スイカ)によって、「タッチ&ゴー」でスムーズに改札口を過ぎていく光景が当たり前になりました。

発売当初は、交通カードのみしか利用できませんでしたが、2003年にショッピングで利用するというモニター活動から始まり、2004年からは本格的にショッピングサービスも追加されました。いわゆる「タッチピッでお買い物」というキャッチフレーズのとおり、Suica(スイカ)は電子マネーとしても利用できるようになりました。

そして2007年には、Pasmo(パスモ)との相互利用が始まり、Suica(スイカ)は世界でも最大級の電子マネーになりました。

モバイルSuica(スイカ)の登場

Suica(スイカ)は、2006年にNTTドコモやauと提携してモバイルSuica(スイカ)としてサービスが加わりました。

モバイルSuica(スイカ)とは、携帯電話の中にICカードを搭載して、電子マネーを運ぶ媒体として携帯電話を利用したものです。モバイルSuica(スイカ)の誕生によって、カードを持ち歩く必要がなくなりました。

また、駅のチャージ機までお金をチャージしに行く必要もなくなり、クレジットカードを登録することでいつでもSuica(スイカ)に活用できるようになりました

さらに携帯電話では、残高だけではなく過去の利用履歴も確認できるようになりました。そのため、携帯電話で「いつどこの電車に乗ったか」「いつどこで何を買ったか」ということを確認できます。

そして、モバイルSuica(スイカ)になることで新幹線での利用が可能になりました。モバイルSuica(スイカ)であれば、新幹線の指定席・自由席が購入でき、改札機もスムーズに通過することができます。

モバイルSuica(スイカ)で予約した新幹線の列車は、携帯電話を使うことで予約変更もできます。

このようにモバイルSuica(スイカ)を利用することで、従来のICカードではできなかった在来線と新幹線の乗り継ぎも可能となりました。

以上のように、始まりは在来線の交通カードとして発行されたSuica(スイカ)ですが、時代の流れとともに使用用途はどんどん広がっています。こうしたSuica(スイカ)の歴史を学ぶことは、日本における電子マネーの変化を知るきっかけになります。

おすすめの法人カードランキング

法人カードランキング