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電子マネーは、プリペイド式(前払い式)の電子決済サービスです。事前にICカードや携帯電話端末にお金を入金しておくことで、ICカードや携帯電話で料金の支払いが行えます。そのため、電子マネーを利用することで現金を持ち歩くリスクや現金決済にかかるコストを削減することができます。

このように、電子マネーは消費者にとってはメリットが大きいものです。

一方で、店側にも消費者と同じように、現金輸送のリスクや現金決済にかかる人件費などの削減を図ることができるというメリットがあります。ただ、店側にはメリットばかりではなく、電子マネーを導入するに当たって必要なコストもあります。

そうした電子マネーの導入に必要なコストと導入することで生まれる効果を知ることで、電子マネーの応用時に考慮すべきことが明らかになります。

そこで今回は、「電子マネー導入にかかるコストと導入効果」について解説します。

電子マネー導入にかかるコスト

電子マネーは、現金を持ち歩く必要や、レジでの小銭計算などの必要がなくなるため、消費者にとっては非常に便利なものです。また、ポイントやクーポン機能が備わっているものも多くあり、財布の中に入れておかなければいけないカードの数を減らすことができます。

このように、消費者は電子マネーを導入することで多くのメリットを得ることができます。

一方で店側も、受け取った現金を金融機関に入金するまでにかかるリスクやコスト、レジ清算にかかるコストなどを削減できます。ただ、全くコストがかからない消費者側と違い、店側には電子マネーを導入するためにいくつかのコストがかかります。

電子マネーを導入する際には、「電子マネーの導入や維持することにかかるコスト」と、「導入によって得られるメリット」を比較した上で検討することが大切です。

店側が電子マネーを導入する際にかかるコストの中で、最も心配すべきことは、電子マネーを利用することで発生する手数料です。

電子マネーが使えるということは、電子マネーの発行や運営に関わっている会社が必ず存在します。そして、店に電子マネーを導入する際には、そうした電子マネーに関わる会社に対して使用手数料を支払う必要があります。

例えば、クレジットカードを導入する場合には、クレジットカードの発行会社に対して6~8パーセントの決済手数料を支払う必要があります。

一方で電子マネーの手数料率では、プリペイド式の電子マネーであれば4~5パーセント、オサイフケータイなどの後払い決済サービスであれば2~3パーセントになっています。

そして、店に設置する電子マネー端末の本体は、いくつかの電子マネーサービスに対応しているようなものでも、10万円を超えるものは少ないです。

店側は、こうした電子マネーの導入と維持にかかるコストを抱えながらも、消費者には同じ値段で商品を提供しなければいけません。そのため、こうしたコストと、導入することで得られる効果をしっかりと比較した上で、電子マネーの利用を検討することが大切です。

電子マネーの導入効果

電子マネーを店に導入する際には、主に毎月支払う2~5パーセントの使用手数料と、電子マネー端末費用である数万円のコストがかかります。こうしたコストがある中で、消費者に対しては同じ値段でサービスを提供しなければいけません。

店側が、電子マネーを導入することで得られる効果はいくつかあります。その中でも最も大きなメリットといえるのは「優良顧客の囲い込み」です。

電子マネーを利用することで、消費者には現金を持ち歩かなくて良いというメリットだけではなく、ポイントが貯まったり、割引クーポンが使えたりするという利点もあります。

そうした特典を目的に、買い物や食事に電子マネーが使える店をリピートする人は少なくありません。つまり、電子マネーを導入することで、繰り返し来店してくれる優良顧客を囲い込むことができます。

また、そうした特典の中でも、日本人は特に「ポイントを貯める」という行為自体を楽しむ傾向にあります。

ただ、従来のポイントサービスでは、入会申込書の記入や、購入時にポイントカードを財布から出すという手間がかかっていました。そうしたことが障壁となってポイントカードを利用しない人は少なからずいました。

しかし、電子マネーにポイント機能を組み込むことで、支払いと同時にポイントが貯まるようになっただけでなく、携帯電話やパソコンなどから手軽に入会することができるようになりました。そのため、ポイントカード利用時にかかっていた手間をかけずにポイント機能を使えるようになりました。

電子マネーには、このようにポイントカード利用の障壁を低くすることで、「潜在的な優良顧客を店に誘い出す」という効果もあります。

以上のように、電子マネーを導入することで、店側はリピーターを増やしたり、潜在的な優良顧客を誘い出したりするメリットを得ることができます。

今回述べたように、電子マネーを利用するために、店側には導入や維持にかかるコストが発生します。電子マネーを活用する際には、そうしたコストと、「優良顧客の囲い込みといったような、導入によって得られるメリット」を比較した上で、利用を検討することが大切です。

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