駐車場やレンタカーなど、車関係のサービスを提供している大手の会社として、タイムズ(タイムズ24株式会社)があります。黄色の看板を掲げており、いまでは街中で見るようになりました。

タイムズでは専用の法人カード(ビジネスカード)を発行することができます。個人事業主(フリーランス)や会社経営者の中には、お得にタイムズのサービスを利用できるのであれば、ビジネスカードの発行を検討する人が多いと思います。

それでは、実際のところタイムズの法人カードはどのようなスペックになっているのでしょうか。利用することでメリットはあるのでしょうか。

ここでは、タイムズが発行する法人カードのスペックについて解説していきます。

タイムズビジネスカードは3つのサービスに対応

タイムズが発行している法人カードとして、タイムズビジネスカードがあります。特に多くの人が利用するのは駐車場です。街のあらゆる場所にタイムズの駐車場が存在します。

また、利用は駐車場に限りません。タイムズではレンタカーやカーシェアのサービスの提供も行っています。

  • 駐車場サービス:タイムズ駐車場
  • レンタカーサービス:タイムズカーレンタル
  • カーシェアサービス:タイムズカープラス

この3つの支払いをキャッシュレス化できることにタイムズビジネスカードの意味があります。現金の支払いや立替払いの手間がなく、一枚のカードでサービス利用が完了します。

それでは、具体的にどのようなサービス内容になっているのでしょうか。以下では、3つのサービスについてより詳しく確認していきます。

タイムズ駐車場

全国約17,000箇所に駐車場を有するのがタイムズです。以下のようなタイムズの看板を目にしていると思います。

タイムズビジネスカードを利用することで、駐車場での現金払いがなくなります。タイムズビジネスカードを差し込むだけで支払いが完了し、月ごとに合算されて後で総額を支払うことになります。

わざわざ従業員のために立替払いをしなくてもいいので非常に楽です。これにより、経費処理の簡素化を実現することができます。

・駐車場の利用制限が可能

また、タイムズビジネスカードではカードの利用時間や曜日を制限することができます。例えば、以下のように指定できます。

  • カード利用は月~金曜日の9:00~20:00まで

社員に駐車場利用できる法人カードを常に渡していると、場合によってはプライベート利用される恐れがあります。そうしたとき、利用制限をかけることができるのは大きなメリットです。

ただ、実際のところ社員が休日や営業時間外にどうして得意先の元に行かなければならず、駐車場を利用することは多いです。そのため、実際には利用制限をかけることでビジネスに支障が出てくるようになるため、あまり利用する機会はありません。

曜日や時間で利用制限するよりも、「必ず社内にカードを置く」などの社内整備をするといいです。

タイムズカーレンタル

また、駐車場以外に多くの人が利用するものとしてレンタカーがあります。タイムズではレンタカーサービスも広く提供しています。

自家用車をもっている人であっても、出張先で車を利用したい場合はレンタカーを利用するようになります。タイムズビジネスカードを利用すれば、全国にあるタイムズを利用できるようになります。

このとき、タイムズビジネスカードを提示することで割引が適応されます。レンタカー利用での割引はカードを提示することで20%引きなどになります。また、事前のネット予約では25%引きです。このように、法人価格でのレンタカーサービスを受けることができます。

タイムズレンタカーは全国に約400店舗ほどあります。トヨタレンタカーやニッポンレンタカーに比べると数は少ないですが、出張先にタイムズカーレンタルがある場合は割引サービスを受けることができます。

タイムズカープラス

タイムズのカーシェアサービスとして、タイムズカープラスがあります。タイムズの駐車場には、カーシェア用の車が駐車してあることがあります。こうした車を短時間だけ利用したいとき、カーシェアが有効です。

例えば、以下のようになります。

レンタカーは「数日借りる」「一日中、車に乗る」など長時間利用に適しています。それに対して、カーシェアは30分や数時間など短時間利用に適したサービスになります。

レンタカーとは違い、利用が終わったときに給油する必要がありません。面倒な手続きがなく、特に店頭で申し込む必要もなく、車を短時間だけ利用したいときに優れています。

タイムズカープラスの場合、15分206円から利用することができます。これには、ガソリン代が含まれています。

また、金額請求は「実際に利用した分だけ」になります。予約した時間ではありません。例えば、タイムズのカーシェアを「利用時間:15:00~16:30」で予約したとします。このとき、実際の利用時間が15:00~16:00だった場合、1時間の利用料金のみでお金が請求されるようになります。

さらに、利用開始の1分前までキャンセル無料です。ガソリン代や車の保険を含め、面倒なことは考えなくても問題ありません。

タイムズカープラスは全国約8,000箇所に存在します。社用車を廃止してカーシェアにしたところ、大幅に経費削減できた会社もあるほどです。

駐車場、カーシェアの値引きはない

ただ、残念ながらタイムズビジネスカードは利用用途が限られるようになります。カード利用により、そこまでお得に感じないケースが多々あるのです。

まず、最大の欠点として割引のないサービスが存在することにあります。前述の通り、レンタカーについては20%などの割引を期待できます。法人価格で利用できるのです。そのため、レンタカーについてはタイムズビジネスカードを利用する意味は大きいです。

しかし残念ながら、駐車場とカーシェアについては割引がありません。

法人カードを新たに作るのであれば、当然ながら割引について期待すると思います。ただ、タイムズビジネスカードについては、駐車場やカーシェアを利用して割引特典を得ることはできません。

・ポイントは付かない

また、特にポイント付与のサービスはありません。個人向けの無料登録できる「タイムズクラブ」であればポイントがたまるものの、法人カードは関係なくなっているのです。

ポイント還元率が設定されておらず、特に割引サービスも存在しないため、実際のところ駐車場やカーシェアでタイムズビジネスカードを利用するメリットはありません。あくまでも、レンタカー利用があるときだけカードを発行するといいです。

その他の注意点

また、タイムズビジネスカードには他にも注意点が存在します。割引やポイント以外にも理解するべきことがあるのです。

・カード発行の手数料

残念ながら、タイムズビジネスカードは無料で発行できるカードではありません。法人会員としてカードを利用する場合、発行手数料が必要になります。

タイムズの法人カードを発行するためには、一枚につき600円(税別)が必要になります。手数料が必要になると考えてください。

・支払いは銀行振込

さらに悪い機能として、支払いが銀行振込であることにあります。利用分が自動で銀行口座から引き落とされるわけではなく、利用分を自ら銀行振込しなければいけません。

銀行振込なので、毎月600円ほどの振込手数料が必要になります。一般的なクレジットカードのように、自動引き落としによって振込手数料がゼロになるわけではないのです。また、手動での振り込みになるので振込金額にミスがあったときに面倒になります。

・クレジット機能はない

また、クレジット機能はありません。コンビニや百貨店などあらゆる場所でカード決済できるビジネスカードではなく、タイムズ内のみでの支払いができる法人カードになります。

・個人事業主は契約できない

一般的な法人カードであると、個人事業主(フリーランス)であっても契約することができます。ただ、タイムズビジネスカードは個人事業主・自営業では発行できないようになっています。あくまでも法人向けのカードになっています。

そのため、個人事業主はタイムズビジネスカードの利用を諦めなければいけません。

レンタカー利用以外は通常の法人カードを利用する

タイムズのレンタカーを利用する場面であれば、割引メリットがあるので利用価値が高いです。ただ、残念ながら駐車場やカーシェアの利用を目的にタイムズビジネスカードの発行を検討しているのであれば、やめた方がいいです。メリットがないからです。

「割引がなくポイントがつかない」「銀行振込により、振込手数料が無駄につく」などのように、デメリットの方が目立ちます。

そこでタイムズを利用するとき、駐車場やカーシェアをメインで考えている場合、通常の法人カードを発行して利用するようにしましょう。つまり、ネットショッピングやコンビニでの支払いなど、あらゆる場所でカード決済できるビジネスカードを活用するのです。

タイムズの場合、例えば駐車場を利用するときは以下のようにカードを挿入できる場所があります。

このとき、タイムズビジネスカードを利用できますが、同時に通常の法人カードを入れたとしても問題なく認識して支払いができるようになります。

一般的な法人カードを活用することによってもキャッシュレス化を実現でき、経費処理の簡素化をすることができます。また、通常の法人カードなのでポイント付与もあります。そのため、駐車場やカーシェアのサービスについては、一般的な法人カードを利用するようにしましょう。

駐車場やカーシェア利用に適した法人カード

それでは、支払いをするにしてもどのような法人カードを利用するのがいいのでしょうか。ビジネスカードとはいっても、多くの種類があります。

この中でも、人気の法人カードとしては以下のようなものがあります。

オリコ EX Gold for Biz

年会費が安い法人カードとして、オリコ EX Gold for Bizがあります。年会費2,000円(初年度無料)の法人カードです。

ゴールド法人カードのスペックであるため、利用限度額は10~300万円と高めに設定されています。

ポイント還元率は優れており、還元率は最初から0.6%です。利用額が多くなると還元率は良くなり、年間200万円以上の利用で還元率1.1%となります。会社であれば、追加カードを3枚まで無料発行できるというメリットもあります。

Master Cardを選ぶことができるため、全世界を含めあらゆる場所でのカード決済で利用することができます。効率よくポイントを貯めたいとき優れた法人カードです。

三井住友ビジネスカード for Owners

初心者用の法人カードとして、三井住友ビジネスカード for Ownersがあります。年会費1,250円(初年度無料)の法人カードです。

追加カード400円を支払えば、何枚でも追加発行することができます。そのため、駐車場やカーシェアを含めて従業員用に複数枚の追加カードを用意しなければいけないときに最適です。

また、タクシーチケットの手配ができたり、新幹線予約がお得になったりできるクレジットカードでもあります。大阪での電車乗車(地下鉄やJRなど)の割引も可能になります(PiTaPaカード利用)。

年会費は必要であり、還元率0.5%、限度額10~80万円と普通ですが、その他のサービスまで考えると非常にメリットの大きいクレジットカードです。登記簿謄本の提出が必要なく、審査が非常に甘いという特徴もあります。

P-one Business MasterCard

年会費を無料にしたいとき、優れた法人カードとしてP-one Business MasterCardがあります。

まず、初年度無料です。次年度は年会費2,000円ですが、年一回でもカード利用があると次年度無料です。そのため、実質的に年会費が無料です。

それにも関わらず、ポイント還元率は0.6~0.8%となっています。ショッピングでの利用限度額も最大300万円まであります。社員用の追加カードも5枚まで無料発行できます。あらゆるカード発行で年会費が必要ありません。

カード会社独自の特典などではなく、「従業員用に追加カードを作りたい(5枚まで)」「年会費無料で持ちたい」という基準で選ぶとき、優れた法人カードがP-one Business MasterCardです。

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