個人事業主や会社経営者としてビジネスを動かす場合、取引先や新規開拓のときに接待をすることがあります。飲み会を開催するなど、ビジネスを円滑にするために一緒の席を設けるのです。

そうしたとき、タクシーチケットを用意すると非常に喜ばれます。特に地方であれば、車での運転が基本なので飲んだ後に自家用車を運転するわけにはいかず、タクシーチケットは重宝します。また、東京都内であっても終電を逃した後であればタクシーチケットはありがたい存在です。

それでは、法人カードを利用してどのようにタクシーチケットを手配すればいいのでしょうか。ここではタクシーチケットを活用し、最高の接待する方法について確認していきます。

タクシーチケットの仕組みはどうなっているのか

まず、タクシーチケットとは何でしょうか。タクシーチケットとは、「その場でお金をもっていなくてもタクシーを利用できるチケットであり、後で利用料金を精算できるもの」だと理解すればいいです。

一般的なチケットであれば、料金が決まっています。コンサートやスポーツイベント、映画館などすべて料金が決まっているため、こうした場で接待したい場合は先にクレジットカードを利用してチケットを購入し、相手に渡せば問題ありません。

ただ、タクシーチケットの場合はそうしたことができません。タクシーというのは、実際に利用しなければ利用料金が分からないからです。同じ距離を走るにしても、渋滞具合によって料金は大幅に変わってきます。

例えば、「5,000円のクーポン券があれば問題ないだろう」と考え、相手先に5,000引きのタクシークーポン券を渡したとしても、実際に到着したときにタクシーメーターが5,000円を超えていたということはよくあります。

そうなると、接待相手は差額を自腹で支払うことになるので気分を害してしまいます。これでは、接待が逆効果になります。

こうした事態を防ぐため、タクシーチケットを用意します。タクシーチケットを渡せば、接待相手は目的地に到着後、タクシーチケットを運転手に手渡すだけで自分のお金を支払わずに降りることができます。

接待相手が利用したタクシー代については、後であなたの会社の銀行口座から引き落とされるようになります。例えば、タクシーを利用して利用料金が6,000円に確定した場合、後で6,000円が引き落とされます。

どこでタクシーチケットを手配できるのか

それでは、どのようにしてタクシーチケットを手配すればいいのでしょうか。これについては、クレジットカードを利用する必要があります。つまり、タクシーチケットの手配が可能なクレジットカードを発行し、クレジットカード会社に問い合わせてタクシーチケットを発行してもらうようにするのです。

タクシーチケットを発行可能な法人カードとしては、以下のようなものがあります。

・JCBタクシーチケット:JCB法人カード

・VJ(VISA)タクシーチケット:三井住友ビジネスカード for Owners

・UCタクシーチケット:UC法人カード

法人カードで発行できる一覧を記しましたが、個人のクレジットカードでも可能です。つまり、個人のJCBカードや三井住友カードを活用して、タクシーチケットを手配することも可能なのです。

タクシーチケット対応のクレジットカードを発行する

実際にタクシーチケットを手配する場合、まずは法人カードへ申し込むようにしましょう。

個人事業主や会社経営している人の場合、既に法人カードをもっているはずです。このとき、JCB法人カード、三井住友ビジネスカード for Owners、UC法人カードなど、タクシーチケットの発行に対応できる会社のクレジットカードをもっていれば問題ありません。

ただ、そうでない法人カードを保有している場合、新たに法人カードを発行する必要があります。例えば、アメックスのクレジットカードはタクシーチケットを発行できないため、タクシーチケットの発行に対応した法人カードを発行しなければいけません。

※「結婚式の顔見世のため、親族にタクシーチケットを発行したい」など、個人事業主や会社経営者でないけどタクシーチケットを作りたい場合、個人用のJCBカードや三井住友カード、UCカードを発行して問題ないです。

実際にタクシーチケットを発行する

法人カードを作成した後、実際にタクシーチケットの発行に移ります。このとき、インターネットか電話でタクシーチケットを手配することができます。

手配の方法はクレジットカード会社によって異なりますが、電話が面倒でなければ電話して発注するのが最も確実です。

インターネットで検索すれば、ネット注文できるページや電話番号が書かれているため、そこから問い合わせをするといいです。

「JCB タクシーチケット 購入」「VJタクシーチケット 購入」「UC タクシーチケット 購入」などのように検索すれば、ネット注文のページがあったり、サポートデスクへの電話番号があったりします。

このとき、タクシーチケットを発行するにあたって手数料が必要です。どの会社も20枚つづりのタクシーチケットですが、手数料は300円です。ただ、どの会社もゴールドカードの会員であれば手数料300円は無料です。

発注後、一週間ほど待てば簡易書留でタクシーチケットが届きます。多少の時間がかかるため、早めにタクシーチケットを手配しておけば安心です。

タクシーチケットの使い方・事前準備

タクシーチケットがあなたのもとに郵送された後、接待など必要なときにタクシーチケットを渡すだけで問題ありません。

タクシーチケットには記入欄があります。「利用日」「署名」「乗車区間」「利用料金」などです。正式には、タクシーに乗った人(タクシーチケットを渡した接待相手)が降りるときにこれらの項目を書かなければいけません。

ただ、飲み会後は基本的に酔っぱらっていますし、署名や乗車区間をわざわざ書く人はいません。ただ、それでもチケットの番号から所有者(あなたが発行したクレジットカードのタクシーチケットであること)がわかるので問題なく使用できます。

実際にタクシーチケットを使用する場合、利用日(乗車日)だけを書いて渡すといいです。

何も書かれていないと、別の日にタクシーチケットを接待相手が使ってしまう恐れがあります。これでは、あなたは良い気分がしません。そこで、あなたのほうで先に乗車日だけを記入しておくのです。

または、接待相手がタクシーに乗るとき、タクシー運転手に「このタクシーチケットでお願いします」と先に渡しておくのも有効です。

日本でタクシー運転手が運賃料金をごまかすことはありません。それがバレたらタクシー会社は社会的信用を失いますし、乗車料金を上乗せしたとしてもタクシー運転手個人にお金が入るわけではないため、タクシー会社の不正を心配する必要はないです。

実際のタクシーチケットの手配方法

それでは、タクシーチケットはどのようにして届くのでしょうか。会員サイトへログインして注文することになりますが、私はJCB法人カードをもっているので実際に注文するときの方法を記します。

会員サイトへログイン後、タクシーチケットの注文画面を出します。あとは、この画面に沿って注文画面を進んでいき、「送り先の住所」「名前(会社名)」などを入力して終わりになります。

そうして1週間ほど経過すると、簡易書留で郵便が届きます。本人でなければ受け取れないことになっているため、必ずあなた自身が受け取るようにしてください。

タクシーチケットを受け取ったら、後は必要に応じてタクシーチケットを活用するだけです。必要事項を事前に記入したうえで接待相手に渡すようにしましょう。

タクシーチケットの注意点

有効にタクシーチケットを活用すれば、接待が非常にスムーズになります。ただ、このときは注意点がいくつかあります。

注意点を理解しておかないと、うまく接待できないことがあります。

一枚につき1万円まで利用可能

クレジットカード会社が発行するタクシーチケットはどれも一枚につき1万円まで利用可能です。そのため、タクシーチケットを一枚だけ渡した場合、タクシー代が1万円を超えると後は接待相手の自腹になります。

ただ、一回につき3万円まで利用することができます。そこで、接待場所と相手自宅までの距離が遠いとわかっている場合、事前にタクシーチケットを2~3枚渡しておくようにしましょう。

タクシーチケットが二枚であれば、2万円まで対応することができます。タクシーチケット三枚なら、3万円まで対応可能です。

しかし、タクシーチケットを複数渡すと「別日に使われる」という不正が起こりやすくなります。

こうしたことを防ぐため、タクシーチケットを複数渡すときは利用日(乗車日)をチケット全てに書いておき、接待相手に「必ずこの日だけの利用にしてもらう」ことを伝えるようにしましょう。

タクシーチケットには提携業者が指定されている

発行するクレジットカード会社によって異なりますが、タクシーチケットには提携のタクシー会社があります。そのため、提携している会社でない場合はタクシーチケットを利用することができません。

飲みの席を設けている場合、事前に利用できるタクシー会社をメモしておき、退出の時間が近くなったら店の人にメモした会社のタクシーを呼んでもらうようにしましょう。

提携しているタクシー会社については、インターネットで検索すればわかります。「JCB タクシーチケット タクシー会社」「VJ(VISA) タクシーチケット タクシー会社」「UC タクシーチケット タクシー会社」などのように検索するといいです。

また、道を走っているタクシーをつかまえて乗車することもよくあります。そうしたとき、乗車するときに「このタクシーチケットをつかえるか?」と必ず確認する必要があります。

タクシーチケットが有効かどうかを確認せずに乗車した場合、接待相手は自腹を切ることになります。これでは関係が悪化してしまうので、事前の確認は必須です。どのタクシーチケットであっても多くのタクシー会社で利用できますが、念のため確認は必須です。

タクシーチケットを利用できるおすすめ法人カード

どのようにしてタクシーチケットを利用すればいいのかについて確認し、さらには注意点まで述べてきました。

ただ、タクシーチケットを利用できる法人カードへ申し込まなければいけません。既に利用している場合はいいですが、個人事業主や会社経営者でタクシーチケットを手配したい場合、以下の法人カードへ新たに申請するようにしてください。

三井住友ビジネスカード for Owners

知名度の高いクレジットカードとして、三井住友カードがあります。その中でも、法人カードが三井住友ビジネスカード for Ownersです。三井住友ビジネスカード for Ownersではタクシーチケットを手配できるサービスがあります。

法人カードの中でも審査がゆるく、登記簿謄本や決算書の提出が不要なのでビジネス経験ゼロの人であっても審査に通過します。

年会費1,250円(初年度無料)と非常に安く、タクシーチケット(VJタクシーチケット)を手配できます。

国際ブランドはVISAとMaster Cardから選べます。海外であってもVISAやMaster Cardならどこでも使えるため、こうした国際ブランドのの法人カードが欲しい場合は三井住友ビジネスカード for Ownersへ申し込んでください。

JCB法人カード

JCBカードであれば、JCBタクシーチケットを利用することができます。そのため、JCBカードの一つであるJCB法人カードをもっていればタクシーチケットを手配できます。

個人事業主や会社経営者など、設立一年未満まであっても問題なく申請できる法人カードとしてJCB法人カードがあります。法人カードの中でも、最も手軽に申請できるクレジットカードの一つです。

法人カードの中でも還元率(ポイントの付与率)は0.5%と一般的であり、年会費は1,250円(初年度無料)と安いです。

タクシーチケットの手配を考えている場合、申し込みを検討するべきクレジットカードの一つがJCB法人カードです。

UC法人カード

タクシーチケットを手配できる法人カードとしては、他にもUC法人カードがあります。年会費は1,250円であり、個人事業主であっても申請できます。審査はそこまで厳しいわけではありません。

JCB法人カードの場合、利用限度額は30~100万円です。ただ、UCカードでは20~300万円に設定されており、月の利用額が多い人にとって利用しやすいクレジットカードになっています。

UCカードについても、国際ブランドとしてVISAまたはMaster Cardから選ぶことができます。これであれば、海外で法人カードを使うことがあっても困ることは少ないです。

三井住友ビジネスカード for Ownersと内容は似ていますが、利用限度額が高めの法人カードが良い場合はUC法人カードを検討しましょう。

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