個人事業主や会社組織がお金を借りるとき、通常は銀行を頼ります。ただ、銀行はお金を貸してくれる金融機関ではあるものの、簡単にはお金を貸してくれません。そうしたとき、すぐに資金調達可能なものとして法人カードローン(ビジネスカードローン)があります。

いますぐ融資を受けたいと考えたとき、法人カードローンを活用すれば翌日にはお金を借りることができます。急な支払いがあったとしても、早急な対応が可能なのです。

こうした法人カードローンの一つに、ビジネクストカードローンが存在します。多くの経営者がビジネクストカードローンを活用しています。

それでは、個人事業主や法人経営者にとってビジネクストカードローンはどのようなサービス内容になっているのでしょうか。ビジネクストカードローンの評判や審査内容を含めて解説していきます。

ビジネクストカードローン
対象  個人事業主・法人
券面
年会費 無料
限度額 最大1,000万円
担保・保証人 不要
返済方法 元金定率リボルビング方式
利率(実質年率) 8.0~18.0%

ビジネクストカードローンに申請できる対象者

大手消費者金融のアイフルの完全子会社がビジネクストです。ビジネクストは事業用の融資に特化しているため、アイフルが提供している事業用ローンよりも条件が良くなっています。

ただ、法人カードローン(ビジネスカードローン)を利用する場合、基本的には制限があります。例えば、「ビジネスを開始して1年以上が経過している個人事業主」が条件になっているなど、誰でも利用できるわけではないのです。

これは、ビジネクストカードローンも同様です。事業をしている個人事業主や会社組織の中でも、1年以上はビジネスをしている人が融資対象になります。

つまり、自営業・フリーランスでは確定申告をした経験があり、1回分でもいいので確定申告書類を提出した人が申請できます。個人事業主は1年分の所得を確定申告するため、いつ起業したのかの時期は関係なく、確定申告を個人事業主として経験したことがあるかどうかが重要になります。

一方で法人の場合、登記した日から1年以上が経過している場合はビジネクストカードローンに申請可能です。最新の決算書を出せる状態であり、1年以上が経っているのであれば問題なく申し込みできます。

これらを含め、ビジネクストカードローンでは以下の人が対象となります。

  • 20~69歳までの方
  • 個人事業主:確定申告を経験している
  • 法人の代表者:1年以上、ビジネスをしている

銀行から融資を受けるのは審査が厳しく、さらにはお金が振り込まれるまで1ヵ月以上かかることもあります。非常にスピードが遅く本当に借りられるかどうかわからないため、急な資金が必要な場合で業績1年以上が経過した人はビジネクストカードローンを活用します。

ビジネクストカードローンのメリットや特徴

どのようなときに法人カードローンを活用するかというと、これは人によって異なります。「資金繰りが厳しいため、運転資金として利用したい」「どうしても実現したい設備投資がある」など、ビジネスや会社の状況によって違うのです。

そうしたときに素早く融資を受けられる法人カードローンですが、ビジネクストカードローンにはどのような特徴があるのでしょうか。

融資限度額が1,000万円と高額

通常、法人カードローンは融資の最高額が500万円までのケースが多いです。それに対して、ビジネクストカードローンでは1,000万円が限度額となっており、多くの借入を実現することができます。

もちろん、最初からこれだけ高額な融資を受けられるわけではありません。特に新規契約の場合、最大でも500万円までとなっています。ただ、ビジネクストカードローンを使って返済実績を作った場合、1,000万円までの借入が可能になるのです。

・担保や保証人が不要

ビジネクストカードローンに限らず、どの法人カードローンにもいえることですが、担保や保証人が不要です。つまり、銀行から借り入れるときのように土地・建物を担保として差し出したり、他に連帯保証人を用意したりする必要がないのです。

こうした面倒な手続きなしに融資を受けることができるため、ビジネクストカードローンは申し込みしやすいです。

ただ、法人が申し込む場合は代表者が連帯保証の対象となります。これについては、どの法人カードローンも同様です。

・カード発行手数料や年会費は無料

また、カードを発行するための手数料や年会費については無料です。年会費が無料であるため、早めにビジネクストカードローンへ申請し、万が一の資金調達に今のうちから備えておいても問題ありません。

年会費を含めて無料であるため、支払うのは実際に利用したときに発生する利子だけになります。

利用限度額の範囲であれば何度も利用できるため、手元に置いておくだけで急な資金調達に対応でき、安心してビジネスに打ち込むことができます。

全国のセブン銀行ATMやアイフルで利用可能

実際にお金を借りるときの方法としては、コンビニATMやアイフルATMを利用して借入することができます。

このとき、どのコンビニでもいいわけではなく、セブンイレブンのATMになります。法人カードローンの中には、あらゆるコンビニATMや銀行ATMに対応してカードローンが存在するものの、ビジネクストカードローンはそこまで対応しているわけではありません。

ただ、セブンイレブン(セブン銀行ATM)であれば全国どこでも存在するのでそこまで困ることはありません。

また、街中ではアイフルのATMも多くの場所に設置されています。アイフルでもお金の借り入れをすることが可能です。

ちなみに、借り入れだけでなく返済についてもセブン銀行ATMやアイフルのATMなどで可能です。借り入れから返済まで、あなたの近くにあるATMで可能になっています。

※借り入れについては、東京スター銀行のATMでも可能です。

総量規制の対象とならない

個人がお金を借りるとき、アイフルのようなノンバンク系(銀行系列ではない会社)からの個人カードローンを利用するとき、年収の3分の1以上の借入が認められません。

一方でビジネクストカードローンのように個人向けではなく、事業用融資の場合は総量規制の対象となりません。つまり、あなたの年収に関係なく融資を受けることができます。

ビジネスをするとき、お金を借りられる額を年収で判断されることはないため、あなたのビジネス規模や必要な借入額に応じて、好きなだけ融資を受けることが可能なのです。

ビジネクストカードローンの審査基準

優れた法人カードローンを利用するためには、審査に通過することが重要です。ビジネクストカードローンの審査基準はどのようになっているのでしょうか。

前述の通り、1年ほどビジネスを運営している個人事業主や法人経営者であれば、どのような人であっても申請することができます。このときは赤字決算であっても問題ありません。

そもそも、法人の大多数が赤字決算です。また、法人カードローンに申し込むことを検討している人であるため、資金繰りにある程度の問題があることは誰でもわかります。それらを踏まえたうえでの審査になります。

当然ですが、お金を借りるとき通常なら圧倒的に金利の安い銀行融資を活用します。それよりも審査基準が低く、すぐに融資を受けることができるからこそ法人カードローンを多くの経営者が利用するのです。そのため、赤字かどうかはそこまで重要ではありません。

提出書類は多い

ビジネクストカードローンの最大のデメリットは提出書類の多さにあります。通常、法人カードローンではネット上から必要事項を記入して申請した後、決算書や本人確認書類(運転免許証など)、登記簿謄本(法人の場合のみ)などを送れば問題ありません。

ただ、ビジネクストカードローンでは確定申告書を含め、以下のような書類が必要になります。

・法人の場合

  • 健康保険証のコピー
  • 本人確認書類のコピー:運転免許証、パスポート、住基カードなど
  • 決算書一式のコピー2期分(ない場合は1期分)
  • 確定申告書

決算書には「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュ・フロー計算書」「株主資本等変動計算書」「勘定科目明細書」「個別注記表」など、さまざまな書類が含まれています。これらを含めてコピーを提出します。

法人であれば、決算書は必ず作成しないといけないものになります。決算を経験している法人であれば、顧問税理士が必ず作成しているので決算書を確認するようにしましょう。もし、確認できない場合は顧問税理士に聞いてみるといいです。

・個人事業主の場合

  • 健康保険証のコピー
  • 本人確認書類のコピー:運転免許証、パスポート、住基カードなど
  • 確定申告書の一式2年分:第一表、第二表、貸借対照表など(ない場合は1年分)
  • 事業内容確認書(ビジネクスト所定の用紙)

個人事業主の場合、確定申告書類の他にビジネクストが規定する事業内容確認書を提出しなければいけません。要は、面倒な書類提出が一つ増えることになります。

ただ、書くべき内容自体はそこまで難しいものではありません。具体的には、以下のような書類になります。

こうした簡単な書類を記載するだけです。事業計画や売り上げ予測については、あくまでも予測なので厳密に記す必要はありません。未来を予測することは不可能であり、実際にそのような計画になるかどうかは誰もわからないためです。

ビジネクストに申し込むとき、このように他の法人カードローンよりも提出書類は多くなりますが、書類の内容自体はそこまで難しいわけではありません。

個人信用が大丈夫なら問題ない

法人カードローンを利用するとき、審査に通過するかどうかを心配する人は多いですが、最も重要なのは個人信用です。

つまり、個人での支払い滞納があるなど、過去に金融事故がなければ問題なく審査に通過すると考えてください。審査基準は「会社が赤字かどうか」など、ビジネスの状況ではないのです。

  • クレジットカードの支払い
  • カードローン
  • その他のローン(住宅ローンなど)
  • 携帯電話の支払い

これらで2~3ヵ月以上の支払い遅延があったり、自己破産の申請を過去にしていたりする場合、残念ながら審査に落ちます。ただ、そうした金融事故がないのであれば申請して問題ありません。

なお、支払い遅延があったとはいっても数日ほどのうっかりミスであれば審査は大丈夫です。確信犯的に支払いを先延ばしにしたことのある人以外なら、問題なくビジネクストカードローンを手にすることができます。

審査期間は3営業日

残念ながら、ビジネクストカードローンでは即日融資を受けることはできません。それでは、どれくらいの審査時間が必要になるのかというと、審査書類を提出して3営業日です。つまり、平日で3日が経過しなければ審査が下りません。

また、3営業日なので土日や祝日は除く必要があります。土日などを挟む場合、審査は3日以上が必要になります。

融資を受けるために必要な審査期間については、公式サイトにも明記されています。当日中や翌日までの融資には対応できないため、資金繰りを改善したい場合は早めに申し込む必要があります。

利用の流れを学んでおく

実際にビジネクストカードローンを利用する場合、どのような流れで融資を受けることができるのかを理解しておく必要があります。

ビジネクストカードローンに申請するとき、店舗への来店は不要です。大多数の人はウェブ上から申請するため、あなたも同じようにネット申請するといいです。

このとき、以下のような流れになります。

  1. ネット上から申請する
  2. 仮審査の結果が連絡される
  3. 必要書類を提出
  4. 借り入れのスタート

必要書類については、前もって用意しておくようにしましょう。決算書や確定申告書類を準備しておくことにより、素早く書類を送って早めに融資を受けられるようになります。

なお、審査結果は電話で伝えられることになります。早めの資金調達が必要な場合、いつでも電話に出られるようにしておくといいです。

返済方法を理解する

審査の次に重要となるのがお金の返済です。どのようにして返済していけばいいのでしょうか。

ビジネクストカードローンでの返済方法は一つしかありません。それは、「元金定率リボルビング方式」です。

返済方法には、定額と定率の2つがあります。定額の場合、「毎月5万円を返済する」などのように返済額を決めます。一方で定率の場合、「元金(借金額)の4%を返済する」などのように、借入額に応じて返済額が変わるようになります。

定率での返済では、返済を続けていって借入額が少なくなるほど、返すべきお金の額も少なくなっていきます。ただ、その分だけ返済期間が長くなり、全体の利息(手数料)が高くなるというデメリットがあります。

このうち、ビジネクストカードローンは定率での返済方法を採用しています。資金繰りは非常に改善するものの、手数料となる利子は多くなる法人カードローンだと考えてください。

短期返済や多めの入金は可能なのか

ただ、中には無駄に支払い期間を長くするのを嫌がる人もいます。その分だけ、たくさんの手数料を支払うことになるからです。その場合、どのようにすればいいのでしょうか。

ビジネクストカードローンは短期返済にも対応しています。この場合、ビジネクストカードローンを利用するときに事前に連絡しておけば問題ありません。

また、そうした短期返済の対応を事前にしていなかったとしても、余ったお金ができたときに返済することも可能です。このときは手続きが必要になるものの、無駄に返済期間を長くしたくない場合はお金ができたときに早めに返済するといいです。

これについては、以下のように公式サイトにも明記されています。

短期返済や多めの入金が可能なことについて、このように問題なく対応してくれます。

金利(年利)を理解する

短期返済や一括返済は可能であるものの、通常は定率による返済になります。返済期間が長くなるため、前もって金利(年利)について理解しなければいけません。

ビジネクストカードローンでは以下のような利率になっています。

利用限度額 金利
100万円未満 13.0~18.0%
100万円以上 8.0~15.0%

法人カードローンに申し込みをするとき、どれだけの金額を上限にするのかを決める必要があります。このとき、利用限度額に応じて利率が異なります。

ビジネクストカードローンの利用限度額を100万円未満に設定する場合、金利13.0~18.0%です。一方で限度額100万円以上の場合は年利8.0~15.0%です。限度額100万円を境として大きく手数料率が変わってくるため、限度額を最低でも100万円に設定するといいです。

なお、限度額を多めで申請すると審査落ちする可能性が高くなります。審査落ちが心配な場合、限度額を「100万円」「200万円」など妥当な融資額を記載するといいです。融資額は後で変更することが可能なので、カードを発行した後に限度額を多くすれば問題ありません。

・理解するべき延滞損害金

返済については、全国の銀行やコンビニのATMを含めどこからでも可能です。ただ、場合によっては返済するのを忘れてしまったり、手元にお金がなくて借金を返すことができなかったりすることがあります。その場合、延滞損害金が課せられます。

延滞損害金は20%です。例えば、本来は10万円を返さなければいけないにも関わらず、うっかりミスで10日ほど返済を遅らせてしまったとします。このときの延滞損害金は以下のようになります。

  • 10万円(返済すべきお金) × 0.2(20%) ÷ 365日(1年間) × 10日(遅延した日数)≒ 548円

支払いが遅れた場合、通常の利子に加えて延滞損害金がプラスされます。無駄な費用であるため、返済が遅れないように計画的にお金を返していきましょう。

限度額の大きいビジネクストカードローンを使いこなす

一般的な法人カードローンよりも提出書類が多いというデメリットはあるものの、法人カードローンの中でも多額の融資を引き出せるものにビジネクストカードローンがあります。

さすがに銀行融資のように何千万円も借りたり、開業資金として利用したりはできません。ただ、最高で1,000万円まで利用枠が用意されていることは優れています。

定率返済だけに対応しているものの、手続きを踏めば短期返済や一括返済などにも対応しています。必ずしもビジネクストカードローンが提供する定率返済で返す必要はないため、これについては安心して問題ありません。

ただ、審査時間が3営業日ほどかかります。また、早期の資金調達を実現するためには、事前に審査書類を集めておくと効果的です。素早くお金を借りるため、いますぐネット申請して申し込みを完了させるようにしましょう。

ビジネクストカードローン
対象  個人事業主・法人
券面
年会費 無料
限度額 最大1,000万円
担保・保証人 不要
返済方法 元金定率リボルビング方式
利率(実質年率) 8.0~18.0%
遅延損害金 20.0%
提出書類 【法人の場合】

・健康保険証のコピー

・本人確認書類のコピー

・決算書一式のコピー2期分(ない場合は1期分)

・確定申告書

【個人事業主の場合】

・健康保険証のコピー

・本人確認書類のコピー

・確定申告書の一式2年分(ない場合は1年分)

・事業内容確認書(ビジネクスト所定の用紙)

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