法人カードの中でも、年会費無料の法人カードとしてビジネクスト法人クレジットカードがあります。

少額であったとしても、法人カードでは年会費が必要になるのが普通です。そうした中、ビジネクスト法人クレジットカードは数少ない年会費無料の法人カードです。

また、赤字決済であっても問題なく、財務書類の提出が不要で本人確認書類のみの審査で問題ないという特徴があります。

追加カードの発行枚数も永年無料で50枚まで可能であり、それに付随する法人ETCカードも無料です。年会費無料で素早く法人カードを手にしたい場合、ビジネクスト法人クレジットカードが優れています。

ビジネクスト法人クレジットカード
対象  個人事業主・法人
券面
年会費 無料
追加カード 50枚
還元率 0.25%
ETCカード年会費 無料
限度額 5~300万円

※300万円以上も相談可能

国際ブランド

ビジネクスト法人クレジットカード

まず、ビジネクスト法人クレジットカードとは何なのでしょうか。

大手消費者金融アイフルの100%子会社(関連会社)として、ビジネクスト株式会社があります。ビジネクストは法人向けにカードローンをメインとして提供している会社であり、クレジットカードの発行も行っています。

母体が大きいため、クレジットカードの発行会社としても問題ありません。名前は広く知られていませんが、他の法人カードにはない大きな特徴があります。

年会費が永年無料

前述の通り、年会費が永年無料の法人カードがビジネクスト法人クレジットカードです。

年会費の安い法人カードであっても、毎年1,250円や2,000円などのお金が必要になります。ビジネス開始直後の個人事業主や設立一年未満の法人など、売上が非常に少なくカード決済額が非常に少額になることはよくあります。

こうした人にとって、年会費を支払うのはお金を無駄にしているように思ってしまいます。

ただ、個人クレジットカードとは異なり、法人カードで年会費無料のカードは一般的でありません。そうした中、ビジネクスト法人クレジットカードは年会費無料で発行でき、実績のない個人事業主や法人であっても安心して申請することができます。

消費者金融系の法人カードであるため、ステータス性などはありません。知名度も法人カードの中では低いです。ただ、実用性という意味では広く活用されている法人カードです。

追加カードを50枚まで無料で発行可能

本カードを発行するときは年会費無料ですが、役員や社員用に追加カードを発行するときであってもビジネクスト法人クレジットカードは無料です。

法人カードで追加カードを作るとき、追加カードごとに年会費が必要になります。例えば年会費が非常に安いとされているJCB法人カードの場合、追加カード一枚ごとに年会費1,250円が加算されます。10枚追加カードを作れば、それだけで年間費用は12,500円になってしまいます。

ただ、ビジネクスト法人クレジットカードであれば追加カードを発行するときの手数料や年会費も無料です。50枚まで発行できるので、社員のいる個人事業主や法人では非常に優れた法人カードだといえます。

ちなみに、50枚という数字は法人カードの中でも非常に多いです。法人カードでは「発行枚数3枚まで」のように制限されていることが多いです。そうした中、ビジネクスト法人クレジットカードは非常に多い枚数をもてるのです。

よほどの大企業でないと追加カード50枚も発行することはないため、追加カードの発行枚数としての機能は十分すぎるといえます。

法人ETCカードの発行も無料

さらに、追加カードだけでなく法人ETCカードの発行も永年無料です。このとき発行される法人ETCカードはライフETCカードです。

ビジネスをしていると、高速道路・有料道路を利用する機会はどうしても出てきます。そうしたとき、ETCカードを使えば経費精算の作業を省くことができますし、どの料金所を使ったのかを含め一覧で出すことができます。

さらにETCカードは、時間帯によっては深夜割引や休日割引など利用するだけで大幅な割引が適応されるため、経費削減のためにも法人ETCカードは必須です。

ビジネクスト法人クレジットカードは追加カードを50枚まで発行できますが、追加カード一枚につき法人ETCカードを一枚発行できます。つまり、ETCカードは50枚まで作れると考えてください。

・社員用に法人カードを作る社長は多い

追加カードや法人ETCカードを年会費無料で50枚まで発行できることから、役員や従業員がもつための法人カードとしてビジネクスト法人クレジットカードを活用している経営者は多いです。

つまり、自分自身はステータス性の高い法人カードを使い、社員が使うための法人カードにビジネクスト法人クレジットカードを用いるのです。

追加カードが増えるごとに年会費がかかる場合、年会費だけで費用が大きくなってしまいます。また、従業員のためにステータス性の高いカードを用意する意味はありません。

ただ、ビジネクスト法人クレジットカードでは年会費が無料なので何枚発行しても痛手になりません。そこで、役員や従業員用としてビジネクスト法人クレジットカードを活用するといいです。

審査の甘い法人カード:赤字OK、財務書類不要

しかし、いくら年会費無料でその内容が優れていたとしても、審査に落とされると意味がありません。

一般的に法人カードは審査に厳しいといわれています。ただ、法人カードの中でも審査のゆるい法人カードとしてビジネクスト法人クレジットカードが知られています。

まず、ビジネクスト法人クレジットカードは公式サイトで「赤字でも問題ない」「財務書類の提出は不要」と記しています。公式サイトで大々的に赤字企業でも問題なく、財務書類の提出も必要ないと謳っている法人カードはビジネクスト法人クレジットカード以外に存在しません。

例えば、公式サイトには以下のような記載があります。

Q. 赤字(決算・申告)でも発行できますか?

A. 当社は決算内容だけで判断しておりません。また、100万円以下の限度額の場合は財務書類なしで審査可能です。お気軽にご相談ください。

このように、赤字決算の会社であっても問題ないとあります。また、利用限度額を100万円以下に設定する場合、財務書類(決算書など)の提出は不要です。

限度額とは、カードの利用枠のことを指します。これを100万円にしておけば問題ないのです。

決算書などの提出が不要となると、必要なのは本人確認書類だけです。つまり、身分証のコピー(運転免許証、パスポート、健康保険証など)と登記簿謄本(履歴事項全部証明書)を提出するだけで問題ありません。

個人事業主(自営業)の場合、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)は必要ないので身分証のコピーだけで審査されます。

こうした特徴があるため、ビジネクスト法人クレジットカードは他の法人カードに比べて審査が甘くなっています。「審査が不安」という個人事業主・フリーランスや会社経営者はビジネクスト法人クレジットカードに申し込むといいです。

また、他の法人カードの審査に落とされたとしても諦める必要はありません。ビジネクスト法人クレジットカードに申請すれば、問題なく審査に通過する可能性が高いです。

クレジットカードとしてのスペックは高い

年会費無料であると、一般的にサービス内容が劣ってしまうのが基本です。もちろん、ステータス性の高いカードに比べると劣るのは仕方ありませんが、年会費の安い一般カードに比べてもビジネクスト法人クレジットカードには優れたポイントがいくつもあります。

それでは、他にどのような特徴があるのかについて確認していきます。

高い利用限度額

一般カードであると、限度額100万円が上限になっていることが多いです。つまり、100万円以上の利用枠を設定するのが不可能になっているのです。それ以上の限度額を求める場合、ゴールドカードやプラチナカードなど、年会費の高いカードへ申し込まなければいけません。

ただ、ビジネクスト法人クレジットカードの利用限度額は5~300万円であり、一般カードにも関わらず300万円まで利用することができます。

もちろん、前述の通り財務書類の提出が不要なのは「限度額100万円以下の場合」になります。そのため、ビジネクスト法人クレジットカードに申請する場合、最初は限度額100万円で申し込むといいです。

ただ、クレジットカードを使っていれば「カードを利用し、そのお金を毎月返済している」という実績を作ることができます。こうした段階であれば、限度額を増枠してもらいやすくなります。つまり、最初は限度額100万円で申請し、利用枠を増やしたければ数か月後に増枠の申請を出すようにするといいです。

さらに、公式サイトには「300万円超の限度額設定のご相談も承ります」とあります。これは、カードの利用状況によっては限度額を300万円より多く設定できることを意味しています。税金の支払いなど、ある月だけ出費が多くなることはよくあるため、そうしたときに相談するといいです。

限度額が100万円上限のように決められているわけではないため、かなり柔軟に利用枠を設定できる優れた法人カードです。

年会費無料なのにポイントが付く

また、ビジネクスト法人クレジットカードの特徴としてポイント付与があります。

法人カードでポイント付与があるのは普通です。このときのポイント還元率は0.5%が一般的だとされています。

ただ、法人カードで年会費無料であるとポイントは付かないのが普通です。実際、年会費無料で知られるライフカードビジネスはポイント付与がゼロです。しかし、ビジネクスト法人クレジットカードではポイントが付くのです。

ポイント還元率
ライフカードビジネス なし
ビジネクスト法人クレジットカード 0.25%
一般的な法人カード 0.5%

このときは還元率0.25%と他の法人カードに比べると低めです。ただ、年会費無料にも関わらずポイントが付くのは大きなメリットだといえます。

年会費無料であり、さらにはポイント付与まである法人カードはビジネクスト法人クレジットカードくらいです。

審査期間が短く、素早くカード発行される

法人カードは審査期間が長く、事前に必要書類を用意してスムーズに審査に通過したとしても、実際にカードが手元に届くまでに一ヵ月ほどの時間が必要になることはよくあります。

ただ、ビジネクスト法人クレジットカードは審査期間が短い法人カードであり、申し込みをして申請書類を提出したあと、7日程度(土日祝日を除く)でカードが発行されます。

法人カードは厳密な審査があるため、審査期間は2週間以上になることはよくあります。そのため一ヵ月ほどの時間が必要になります。しかし、クレジットカードがないと経費精算が面倒ですし、法人カードを用いた節税も先延ばしになります。

ただ、ビジネクスト法人クレジットカードであればそうした心配は必要ありません。素早く法人カードが発行されるため、急にビジネスカードが必要なった場合であっても対応できます。

ビジネスサポートを受けられる

さらに、ビジネクスト法人クレジットカードではビジネス的な支援も受けることができます。中には、もっているだけで得をするサービスもあります。

具体的にどのようなサポートがあるのかというと、以下のようなものがあります。

・福利厚生サービス

福利厚生の代行業者大手で知られるベネフィット・ワンとの提携サービスがあるため、入会金や年会費などが非常に安くなります。

どれだけ値段が優待されるのかというと、以下のようになります。

通常価格 優待価格
入会金 100,000円(一社) 無料
月会費 スタンダードコース 400円(一名) 320円(一名)
ゴールドコース 1,050円(一名) 850円(一名)

※社員数100人以下の場合

これにより、全国にある保養所・介護・医療サービスなどを特別価格で利用することができます。カードをもっている本人(経営者)だけでなく、社員全員が活用できるので福利厚生として優れています。

・レンタカー割引サービス

出張や旅行のとき、レンタカーを借りることがあります。このとき、カードを提示するだけで5%引きになります。

実際にカード決済する必要はなく、クレジットカードの提示だけで問題ありません。ビジネクスト法人クレジットカードをもって見せるだけで割引を期待できるのです。

・旅行サービス

会員限定の旅行割引サービスを実施しているため、特別価格で利用することができます。

個人事業主や法人経営者であると、出張の機会が多いです。また、出張でなくても個人的な旅行をすることはよくあります。そうしたとき、特別価格で国内・海外での旅行サービスを利用できるのはありがたいです。

ビジネクスト法人クレジットカードのデメリット

ビジネクスト法人クレジットカードの国際ブランドはVISAです。そのため国内、海外を含めほとんどの店舗で利用できます。少なくとも、カードを利用する場面で困ることはありません。さらには年会費無料であり、ポイント付与もあります。

そのために非常に優れていますが、他の法人カードに比べてデメリットもあります。法人カードを作るとき、デメリットまで考慮したうえで法人カードに申し込まなければいけません。

それでは、具体的にどのようなデメリットが存在するのかについて確認していきます。

還元率が低いため、月の利用額を考える

最初に考えるべきデメリットとしては、還元率があります。ビジネクスト法人クレジットカードの場合、還元率0.25%であることは既に述べました。

法人カードを使うとき、どうしても年会費だけに目が行きがちになります。ただ、還元率のことまで考えてクレジットカードを利用しなければいけません。

還元率のことまで考えると、月6万円以上のカード利用がある場合、たとえ年会費が必要だったとしてもポイント付与の観点から「年会費の安い法人カード」に申し込んだ方がお得です。

※還元率0.5%、年会費2,000円の法人カードを基準として、「月6万円以上の利用」を算出しています

特に、カード決済によって付与されるポイントは個人利用可能です。つまり、社長が個人的に利用しても問題ないのです。大企業では問題になるかもしれませんが、少なくとも個人事業主や中小企業で「法人カードで付いたポイントの利用先(誰が利用するのか)」が問題になることはありません。

カード利用のポイントは社長個人のお金と同じであり、非課税のお金だといえます。そのためポイントは重要ですが、月6万円以上であると、年会費を払ったとしてもポイント付与の高い法人カードを使う方が良いのです。

単に年会費無料だから申し込むのではなく、月にどれだけのカード利用額があるのかを踏まえたうえで申し込みを考えなければいけません。

もちろん、現時点ではカード決済額が少ないのでビジネクスト法人クレジットカードを利用するのは問題ありません。ただ、ビジネスが軌道にのってカード決済額が増えた場合、どの法人カードが適切なのか再び考える必要があります。

海外旅行傷害保険がない

二つ目の大きな問題として、海外旅行傷害保険がないという点です。

クレジットカードであれば、海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険などが適応されます。法人カードの場合、国内旅行傷害保険やショッピング保険を利用することはほぼないため、海外旅行傷害保険だけに着目すれば問題ありません。

クレジットカードについている海外旅行傷害保険を利用すれば、外国で病気やケガをして入院したり受診したりしたとき、高額な医療費を請求されなくてすみます。海外旅行保険に別途加入する必要がないため、法人カードを活用しているだけで保険代を浮かせることができます。

ただ、ビジネクスト法人クレジットカードにはそのような海外旅行傷害保険がないため、他に海外旅行傷害保険が適応されるクレジットカードをもっていない場合、現地では病気やケガをしないように細心の注意を払う必要があります。

年会費無料であるため、保険付帯を期待することはできません。他にステータス性の高い法人カードをもっている場合は問題ありませんが、ビジネクスト法人クレジットカードでは海外旅行傷害保険がないことを考慮しなければいけません。

ゴールドカードに申し込む理由があまりない

また、クレジットカードを利用していると「カード利用して、毎月問題なく支払っている」という実績を作ることができます。そのため、多くの場合で「よりグレードの高い法人カード(ゴールドカードやプラチナカード)を利用しませんか」という案内が届くようになります。

JCB法人カードやアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードなど、こうしたカードではより高いステータス性を求めてグレードアップする意味があります。

ただ、ビジネクスト法人クレジットカードではどうかというと、ゴールドカードは存在するもののビジネクスト法人ゴールドクレジットカードをもつメリットはほとんどありません。

年会費10,000円ですし、還元率0.25%と低く、利用限度額は一般カードと同じ300万円までです。ステータス性が高いカードというわけでもないため、一般カードからゴールドカードに格上げするメリットが残念ながらないのです。

「クレジットカードの格上げに意味がない」という意味では、ビジネクスト法人クレジットカードを使い続けるデメリットの一つだといえます。

会社経営で長く使い続けるべき法人カード

このようなデメリットがあるものの、ビジネクスト法人クレジットカードはビジネスをするうえで長く使い続けるようになる法人カードだといえます。

年会費無料であるため、クレジットカードを発行した後に解約する意味はありません。そのため、カード利用の機会が減ったとしても、解約せずにずっと手元に残しておく経営者は多いです。

例えば前述の通り、社員をたくさん雇うようになったとき、追加カードや法人ETCカードを50枚まで発行できるという特徴があるため、役員や社員用に法人カードをもたせるときに重宝します。

予備として申し込むのも問題ない

また、予備の法人カードとして利用する人もたくさんいます。ビジネスを動かすとき、法人カードが一枚だけというのはリスクが大きいからです。

例えば、ビジネスで急な出費が必要になり、限度額いっぱいになってしまうケースがあります。私も経験があり、その月は高額セミナーに出席する機会が多く、それらの代金は法人カードで決済していました。

ただ、あるとき法人カードでネット決済しようとしても、なぜか利用できません。そこで調べてみると、法人カードの利用枠がいっぱいになっていることに気づきました。

しかし、限度額を一時的に増枠するにしても数日の時間が必要になります。そのときは急いでいたため、増枠を待っている時間はありません。そうしたとき、私は予備の法人カードをもっていたため、予備の法人カードを使って決済することで乗り切ることができました。

当然、その月は予備の法人カードをずっと使い続けることになります。

ビジネスでは不測の事態が頻繁に起こります。そうしたときに備え、いまから年会費無料のビジネクスト法人クレジットカードを利用することを検討してみましょう。

ビジネクスト法人クレジットカード
対象  個人事業主・法人
券面
年会費 無料
追加カード 50枚
還元率 0.25%
ETCカード年会費 無料
限度額 5~300万円

※300万円以上も相談可能

国際ブランド
審査期間 申込書を提出後、7日程度でカード発行
審査基準 ・赤字OK

・財務書類不要(※限度額100万円以下の場合)

必要書類 ・身分証のコピー(免許証・健康保険証・パスポートなど)

・法人のみ登記簿謄本(履歴事項全部証明書)

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